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【カザフスタン】アルマティを代表する湖畔でキャンプして絶景見ながら凍死しかけた話

みなさんこんにちは!  

今日はビシュケク市内でぶらぶらしたり、宿でだらだらしています。廃人です。

長丁場ですからね。毎日移動や観光やトレッキングをしていたら身が持ちません。。。

前回はカザフスタンのアルマティでトレッキングをした話を書きました!

こんにちは。ビシュケクでの生活も4日目突入です。早くカラコルに移動したいとこですが、色々やらなきゃいけないこともあるのであと数日ここに留まりつつこの時間を使ってブログ更新したいところです!さて前回の記事では、アルマティからバスで30分のアクセスの良...
【アルマティ】大自然の宝庫、カザフスタンへ。メデウを最大限に満喫!【後編】 - C'est la vie

実は上記トレッキングから遡ること2日前、人生で2度目の「死ぬかもまじで」を体験したので報告します。笑 (1回目は東日本大震災)

先日も紹介した「European Backpacker’s Hostel」で宿泊客に話しかけまくっていた甲斐もあり、みんなと仲良くなっていましたが

HostのAlmanが最高。アゼルバイジャン人で神経科学者の彼。研究の傍にオープンしたこのホステル。最高です。

特に仲が良かったのが

韓国人のジェイソンと、ニューヨーカーのピケ!

この二人と目指したのはアルマティから車で約1時間ほどの距離にあるという「ビッグアルマティレイク(ボリショエ・アルマチンスコエ湖)」!

市内からだと車で1時間くらい。

しかしここ。某地球の歩き方にも載っていないし、ググっても情報がほとんど出てこないんですよね。特に公的な行き方が全然載ってない。ロンプラにも詳しくは載っていない。

既にニューヨークをたって14ヶ月経過し、テントで寝泊まり(ホステルでも庭にテント張ってシュラフで寝ている)しているタフガイなピケが「ヒッチハイクでよくね?」と。

シティボーイな私は「まじ?」と驚きましたが、旅慣れている演出がしたいので「Sure!」と応えたのはいうまでもありません。

そして出発。

ピケの装備が明らかにごつい。

まずは少しでも近づくために初代大統領公園前までは民営のバスに乗ります。

そしてそこでヒッチハイク。

何台かに断られ、金の交渉をされますが

もちろん我々は「タダ乗り」したい。

笑顔で3人で道路に向かって親指を突き立てている姿が残っていないのが残念ですが、相当やばい集団だったことでしょう。

しかし、心優しいおっさんがビッグアルマティレイクの近くのゲートまで乗せてくれることに!!

ゲートまで20分くらいで着きました。


白Tが優しいおっさん。ゲートまで。

ここからまたヒッチハイクして、湖にたどりつきました。

到着時、ガスのため全然見えないが、とりあえず喜ぶ二人。

日中は天気が悪く、雨宿りしながら昼食を作ります。

パン

コーヒーブレイク

地元のやんちゃそうな若者がいたので声をかけて一緒に水タバコをやることに。

初めて見ました。

イケメンがセット。

火の扱い方がプロのそれ

絵になる男

湖畔で抱き合う恋人たち

食べて元気になり湖畔ではしゃぐ。

いえい

まだガスってますが少しずつましに。

昼に着いたので時間をもてあまし、ひたすらトランプで勝負する私たち

「大富豪」を教えました。

その後夕飯はパスタを

頼れる男

コニャックとともに。

日が暮れるに従い、体感温度はかなり下がってきました。夕方には8度程度に。

かなり軽装かつシュラフをもっていない私とジェイソン。

震えながらトランプをしていました。

留まるか、ヒッチハイクするか。

ピケは「どちらでも大丈夫だがテントで風を防げるし、男が3人いるから体温でテント内は暖かくなるだろうし、大丈夫だとは思う」と

熟慮した結果残ることに!

「カボ」というゲームにハマり、決着つくまで3時間近く勝負。結果、優勝。

長い戦いが終わり、外へ出た私たちを待っていたのは、満天の星空!!

絶景すぎた。

とにかく美しい。

流れ星もたくさん。

とても寒かったのですが、1時間ほど湖畔で星空鑑賞。我々のテンション最高潮。

ピケはテンションがあがりすぎて「ワオーーーーン!!」と狼のような遠吠えを繰り返しているし、、、、

と、そこに1台の車が。

中には軍人のような格好をしたカザフスタン人が。

我々の前で止まると

「何をしてるんだ!」と。

いや、キャンプしてるんだと。

パスポートみせろと。

ちゃんと見せたところ笑顔で去って行きました。

みなさん常にパスポートは身につけましょう笑。

そしてくつろいでいると悲劇が。

地元民にタバコをもらって吸っていたはずのピケがいません。

ざわっ。。。。。  ピケ。。。。?

いました。

穴の中に。

なんとピケ。深さ2メートルはある人工的に掘られた穴に気づかず落ちており、穴の底で悶え苦しんでいました。

なんとかジェイソンと地元民でかつぎあげ、怪我のチェックなどすると幸いにも頭部打撲はなく、骨折もしていないよう。

満身創痍のピケ。テンションだださがり。テントに戻るとすぐシュラフにくるまり爆睡。

そこで気づいたんです。

「テントの中、全然暖かくない。むしろ寒すぎるなにこれ。」

気温はおそらく氷点下。風もビュービュー吹いています。

密閉型でないので外気温とさほど変わらぬテント内。

そしてマットがないので直で地面の冷たさが身体に伝わります。

例えるなら氷水を入れた袋を薄いタオルで包んだ時の冷たさ。

当然横になることはできません。背中全体が冷たすぎてあっという間に体温が奪われます。

タオルを尻の下にしき、体育座りで体を小さくしながら夜を過ごすことに。

今、まだ23時。

日が昇るの、5時過ぎ。

そこから人生で一番長い夜が始まりました。。。。

サンダルで来ている私は靴下も濡れたので裸足。足を擦りながら温めつつ

なんとか暖をとります。

この6時間、人生をなんども振り返りましたね。

途中で何度か「あ、これ、低体温症で死ぬわ。」

と思いましたが、エマージェンシーブランケットのおかげで少しは体温が逃げるのを避けることができていたのでなんとかもちました。

そして、、、チュンチュンと、少しずつ鳥の鳴き声が聞こえて来ました。

一睡もせず、同じ姿勢のまま身体を震わせて過ごした夜。一生忘れません笑。

鳥の鳴き声にたまらず外に飛び出します。

同様に全然寝ていないジェイソンと、太陽の昇るのを待ちます。

死にかけているジェイソン。

今日は晴れ!!

そして太陽が。。。

命ある喜び。。。

固まるジェイソン。

いや。本当にこんなに太陽を待ち望んだのはこの33年の人生で初でしたね。

芯から冷えた身体がみるみる温まっていくのがわかりました。

どんどん光が世界を包み込んでいく。

そして快晴の湖!!

ずっとここにいられる。。。

前日とは異なり、はっきりと見える湖は本当に美しかったです!!

最高です。

結論。「山なめんなよ」。

東南アジア旅の間にあまりの暑さに登山靴やら防寒具などを日本に送り返した私。

さらにはアークテリクスのαSVという世界最高峰のGore-Texシェルジャケットをベトナムのどこかで紛失。

とにかく準備が足りなかったです!

というわけでいろいろまた装備をかためていかなきゃなあと反省した1日でした。

しかし、本当に死にそうに辛い夜でしたが、信じられないような夜の絶景は本当に最高で、いい意味でも悪い意味でも絶対に忘れられないキャンプとなりました!

非常におすすめしたい場所なので、是非しっかりシュラフなど防寒の準備をした上で
キャンプしてみてくださいね!!

帰りは湖畔からヒッチハイク!!

無料で乗せてくれるとのこと。

車内で爆睡し、着いた場所はなぜか「メデウ」。

あなたたち、ここに来たいのよね?

たしかに。たしかに寝落ちする前にピケがメデウに行って見たいと言っていたのは覚えてるが。。。。

そうじゃない。

結局彼女らの善意に何も言えず、メデウで降り、バスに乗って帰宅した私たち。

ホステルに着いたのは昼でした笑。

その日は半日眠り続け、夜はホストのアルマンの好意でバーベキュー!!

紳士

美味しかった!

しっかり栄養もつけて、布団で眠る喜びを胸に再度泥のように眠ったのでした。

追伸:鉄人ピケは2メートルの穴に直で落ちたにも関わらず大怪我もなく、その後しっかり復活しました!!

アルマティ編はとりあえず終了ですが、アルマティでのウズベキスタンビザの取得に関してまた後日Blogにします!!

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