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さて、昨日はオデッサの屈辱について記しましたが
今日は鮮やかに、財布の中身を根こそぎ持って行かれた話をしたいと思います!自戒を込めて、、、、
ちなみに先に言っておくとおよそ10日のキエフ滞在の間全く危険な目にもあいませんでしたし非常に治安が良い街という印象を受けますが、やはり財政的にはよろしくない国。
私のように間抜けに金を取られないよう、しっかり読んで対策とってくださいね!
現場は、キエフの中心地「独立広場」
キエフを訪れる観光客なら全員行く、奈良の大仏のような場所ですが
やはり悪人はここに潜んでいましたね!
時刻は正午12時。
アパートメントをレンタルしていたのでそこへ向かうために全ての荷物を持って歩いていました。
そして独立広場を越え、道を渡っていると
透明の袋に札束が入っているものが落ちているのを発見。
プロはここで気づきますが、そこは金の亡者の私。
やはり気を取られてしまいます。
すると通りがかりの男(以下、チリ毛)がそれを拾って立ち止まってキョロキョロとしています。
そこにいたのは私のみ。目が合います。
チリ毛はロシア語でなにか話しかけてきます。表情がこの上なくお茶目です。
手に持つ袋には表面が100ドル札、裏面が100ユーロ。びっしり札がつまっています(ように見えます)
(銀行から下ろしたての金を落とした人がいる、これは気の毒だな)と状況を捉えました。
チリ毛はなぜか名乗ってきて、私の名前を聞いてきます。
「こいつ、罪の意識から俺を共犯に巻き込もうとしてるな」と判断した私は嘘の名を名乗ります。
するとジェスチャーで、「半分ずつわけよう」と提案してくるチリ毛。
0.001秒だけ「うん」と言いかけましたがすぐに我に帰り「No」と。
すると笑顔でポケットに突っ込んでいたので、もう関わりたくないなと思い
「You are lucky guy haha」と別れるやいなや
すぐに向こう側からシャツとネクタイとスラックスで髪も整った男性(以下、シャツ男)が必死の形相でこちらに近づいてきます。
シャツ男は英語で「金を落としたんだが見なかったか?」と。
ビジネスマン風で、銀行からたくさん金を降ろしてもおかしくなさそうな雰囲気。
見つかってよかったねと安堵し、「イエス」と答えかけるとチリ毛が私の手をトントンと叩き、「ノー」と
チリ毛、相当悪いわこいつ。。。と思いつつ、そこで「いや、こいつが持ってる」と暴露することでこの二人が争いになるのも困るし、、、と
とりあえず、否定しなかった私。
するとシャツ男は「今無くしたばかりで、人通りもこれしかなくて、ここにあなたたちしかいないから申し訳ないけど確認させてほしい」と。
私は疑われたくないのと彼への同情心で、財布の中を見せて信用させることに。
ちなみに私は、ウクライナの札と米ドルを同じ財布に入れていましたが、手前はウクライナ、奥はドルという風にわけていました。
それを慎重に数え時始めるシャツ男。。。。と思った瞬間。
「ザッ!!!」 全ての札を抜き取ります。
「なんでドルをもっているんだ!」
と大声をあげます。
「うわ、こりゃだめだ」と思い、手に持っっている札をすぐに奪い返した私。
「なにすんだ!」と言い返します。
するとシャツ男は「ユーロももってるはずだ、どこへかくした?」と。
「カバンの中も確認させてくれ!」と畳み掛けるように言ってきます。
私は保身に精一杯。
「俺じゃない、現にドルも少ししか持ってない。カバンは絶対にみせない、これ以上言うなら警察を呼ぶ」
と繰り返し応えます。
そこで突然。
チリ毛がポケットから札束を路上に放り出し、逃げていきます。
「ほら、おれじゃないでしょ?」と言いつつ少しほっとする私
シャツ男も「疑ってすまん、きみじゃなかった」と申し訳なさそうな顔。
そして、チリ毛を追いかけて去っていきました。。。。
寝起き頭に急に訪れたトラブル。
夢でも見ていたかのよう。ほんの3分くらいの出来事でした。
「あの二人どうなったかなあ」と友人と合流後話しつつ
ATMでウクライナ通貨をおろそうと財布をあけます。
「ない」
800米ドル以上入っていたお金が全くなくなっています。
ウクライナ通貨はそのまま入っているのですが、ドルだけ見事にない。
なんなら、20ドルだけ入っている。
そこで、私は「グルだったんかい」とようやく気づいたのでした。
間抜けというか平和ボケというか。
怒りを通り越して、その鮮やかな手腕に感動を覚えましたね。
金を抜かれ、その手からすぐに全て奪い返したので
一体どうやってドルだけ抜いたかは今もわかりません。
ドルだけ片側に寄せて財布にいれていたのでドルだけうまくぬけたんでしょうけど。。。
もしかするとシャツ男が注意をひいているあいだにチリ毛が抜いたのかもしれませんし、そこはわかりません。
しかし、マジックのような鮮やかな手口でした。
財布を拾った人を見てしまった、そして取ってないということにしてしまったある意味共犯者としての罪悪感、お金を落とした人への同情心、保身の気持ち、、、、
そういった様々な感情をうまく扱ってカモにするやり口。普段からわりと外国人に警戒している私ですが、見事にひっかかってしまいました。
後で知ったことですが、この手口はウクライナをはじめ東欧で「財布落とし」として知られる有名な手口のようです。
なんと「地球の歩き方」にも書いてあるそう。情けない。。。
現に、あとで合流した友達にこの話をしたところ
「モルドバで会った韓国人も同じことされたらしい」と教えてくれました。
ウクライナをはじめ、東欧には貧しい国が多く
こういった詐欺行為も残念ながら存在するわけですね!
アジアの貧国と同じくらいの給与で生活しているわけですから。
しかし身なりは整い、街並みも清潔で美しいので、ついその事実を忘れてしまいます。
財布落としに会ったら絶対に自分の持ち物を出さず
「警察を呼ぶ」と繰り返し続けましょう!!!
間抜けな自分を、自戒を込めて残しておきます!
800ドルも持っていたのは、ATMが使えない国で両替して対応できるように
ドルをおろせるATMでは必ずドルをおろしていたんですね。
約9万円。ウクライナなら1ヶ月生活できちゃいます。。。。
皆さんもお気をつけて!
「自分は大丈夫」と思っていても案外、ひっかかります。
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