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さて、前回はウクライナのキエフで
財布に入れていた800米ドルが華麗な手口で全て持って行かれた話をしましたが
今回は、近年大人気の「愛のトンネル」を紹介するとともに
幸せな思い出以外できようもないこの美しいトンネルで最凶の思い出を作った話をしたいと思います。
Contents
そもそも愛のトンネルとは?
ウクライナ西部の街クレーヴェンとオレツィヴを結ぶ鉄道の区間の線路で
鉄道が通るように木が綺麗にアーチ状に整えられている様子が森のトンネルのように見える約5kmの区間です。
その美しい景観がここ数年大注目されているスポットですね。
まあ、いわゆる「SNS映え」すること甚だしく
しかも誰が撮っても美しく撮れてしまうそのイージーさからインスタグラマーたちがこぞって押し寄せているとかいないとか・・・・
英語では「The Tunnel Of Love」
日本語では「愛のトンネル」「恋のトンネル」の両方の検索結果が出てきてややこしいです。
萩原と萩原じゃないんだからどちらかにしてほしいと怒りでいっぱいになりますよね。
個人的には「愛という字は真心で 恋という字にゃ下心」と桑田佳祐が歌っているのでここを「愛のトンネル」と呼びたいと思います。
愛のトンネルで最も注意すべきこと、それは「蚊」
そんな美しさで知られるこの場所ですが、実際に行った旅人の意見を聞くと
①ここには無数の蚊がいる
②蚊の中でも最強クラスの生命力を誇る。S級のモンスターがゴロゴロしている。
③長袖を着ていようが無慈悲にもその上から刺してくる
など、あまりにも気分が萎える情報ばかりが入ってきます。
さらに、友人の中では「蚊に愛されすぎた男」として有名な私なので
蚊に刺されることは不可避。というか運命。
こころして向かいました。
私の行った「蚊」対策
さて。とはいえ、少しでも刺されるリスクを減らしたいので以下の対策を行いました。
以前、高校生の兄が妹のためにどんな人が蚊に刺されやすいかを実験したことがニュースになっていましたよね。
「足の特定の菌が多い輩はそれすなわち蚊の餌食になる」
との情報を得ていたので、しっかりと足が削れてなくなるくらい丁寧に洗いました。
また、朝夕の涼しい時間帯は蚊の活動が盛んになるとのことから
昼に向かいました。
さらには、上下長袖はもちろんのこと、海外性の虫除けスプレーを全身にふりかけ、いざ愛のトンネルへと向かいました。
そして愛のトンネル史上最大の悲劇があるアジア人の身に降りかかる
「かゆっ」
トンネルに入ること3分。
左の顎がかゆいではないですか。
指先の神経に集中して患部をなでるとやはり
左顎がぷっくらと膨れています。
まるで必殺仕事人。気づくと、周囲にはとんでもないサイズの蚊どもが我々と並走する形でトンネルの奥へと向かっています。
「FUCK YOU」
自分の身体の數万分の一のサイズの小物に悪態をつき
更なる対策をとることを決意。
同行していたKさん、Nちゃんの虫除けを借りて
3種類全てでドーピングをしようと決意しました(良い子は絶対に真似をしないでください)
特に無防備な顔面にも虫除けを塗ることを決め
手掌に各々のスプレーをかけては顔に塗りたくることで対応しました。
するとどうでしょう。 それまでが嘘のように、蚊が寄ってこないではないですか。
むしろ、見えない。どこにいるんだろうというレベルに。
安心しきった私は勝利を宣言し、先へ進みました。
我々の持ち時間は2時間。タクシーの運転手を待たせているので、2時間で往復します。
とはいえ、長さ5キロほどのトンネル。全てを往復するのは正気の沙汰ではなく、なんならずっと同じ光景なのでスタート地点から動かなくても良いのですが
何か違いがあるのではと先へ進みます。
友人らを撮影したり
撮影してもらったり
遭遇した日本人の旅人たちと仲良くなったり
犬と触れ合ったり
若干悲しい顔をされたり
と楽しく過ごしていましたが
1時間が経過した頃から。
いや、正確には兆候は探索開始十分後くらいには出ていたのですが気づかないふりをしていましが
とある異常感覚が無視できないレベルに悪化。
それは
「顔面が痺れている」
ということ。
いや、もちろん私もすぐにピンときましたよ。
原因はあれだって。むしろあれ以外あるわけがないって。
「混ぜるな危険」という言葉が頭の中をぐるぐる駆け巡り始めます。
友人たちの歓声をよそに
目の前の景色への感動はどんどん薄れ
現実的な恐怖へと変わっていきます。
例えるなら、慣れない葬式で正座を続けた後の足のあの感覚。
それが顔面全体を覆っているのです。
チクチクっていうレベルではなくビリビリビリビリ・・・・!
というえげつなさ。
その後範囲が拡大。首と耳まで痺れてきます。
圧倒的。圧倒的に長い2時間です。
とりあえず、早く洗い流したい。。。。
そう思いながら、現実から目を背けるべく写真撮影を続けます。
そして永遠かのように思われた2時間が経過。タイムリミットが来たため
急ぎ足でタクシーへと戻ります。
そこからリヴネの街まで約30分。
車内でもどんどん症状は悪化。むしろ友人に飲み水を借りて顔を拭いますが効果なし。
おまけにやや嘔気までしてきました。
「万事休す」
タクシーから転げるように降りると
一直線に洗面所へと駆け込みます。
そこから3分間ほど、かなりの水量を使いひたすら洗い続けました。
よし!さすがにこれだけ洗えばもう大丈夫・・・・・!
顔を洗うのをやめ、顔を吹いた瞬間。
「全く治ってないやん」
全く治っていません。むしろ、なんなら悪化しています。
これはおかしい。どんな化学反応がおこったというのか。。。。
どんな治療が適切なのか。まず薬品の成分を確認しなくては!
そう考え、自分の虫除けスプレーを確認。
なんてことはない、ごくありきたりなスプレー。
となると、、、
「Nちゃん。さっきの虫除け見せてもらえる?」
友人を疑うのはよくありません。しかし背に腹は代えられませんよね。
心を鬼にして友人の薬品を確認させてもらいます。
「殺虫剤 おすだけ 24時間」
の文字が目に飛び込みます。
え????
ええ????
ええええ????
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ????????????????????!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「殺虫剤」ここにあり。
そう。
私は、部屋でワンプッシュすれば24時間蚊が侵入することのない強力な殺虫剤を顔面に刷り込んでいたのです。
しかも何度も。。。なんなら首まで丁寧に。。。
どおりで・・・・
2時間のうち最初の3分以降は全く蚊を見なかったわけだ。
むしろ私自身が最強の歩く殺虫剤と化して愛のトンネルの蚊たちを蹂躙していたわけだ。。。。
むしろ蚊よ、すまない。。。。
全身の力が抜けていくのを感じました。
このまま死んだら友人に「kagshunっていうか、蚊愚殉じゃね?」なんて言われるんだろうな・・・
全く治る気配のない症状を諦めながら
とてつもなく具合が悪かったため、部屋へ戻り寝ることに。
成分「ピレスロイド」に特に有効な治療法はなく、洗い流したらあとはひたすら待つのみ。
「ケセラセラ」と呟きながら眠りにつきました。
長い昼寝から目がさめると
痺れが半分ほどに改善しています!
なんということでしょう。あれほど具合悪かったのに食欲も出て来ました。
罪悪感でFUKASEより「世界の終わり」っていう顔をしたNちゃんを励ましつつ
旅丸Shoさんのブログでリサーチした和食料理屋へ。
和食を食べれば、、、きっと、、、、
「改装中」
どんだけだよ。うんこ漏らすかと思いました。
とりあえず気を立て直し
近くでローカルで賑わう小洒落たレストランへ入りました。
食事中に再度強い顔面の痺れと、胃のむかつきが出現しましたが
食事をとったら治りました。なにこれ。
翌日には100%回復し、ほっと胸を撫で下ろしました。
Nちゃんはもっとほっとしていました。
というわけで、教訓。
「殺虫剤 顔に塗ったら 死にかける」
皆さんもお気をつけて。
愛のトンネルへの行き方
簡単に言うと、クレーヴェンという小さな街にあるため
キエフから行くならリヴネを拠点に
リヴィウから行くならルーツクを起点にしましょう!
私たちはリヴネに2泊。
アパートメントをbooking.comで2100円で予約。1人700円。
エアビーも豊富。ウクライナはアパートがほんと便利です。
クレーヴェンまでは、駅から電車またはバスを利用してもつきますが
我々はタクシーを利用。
リヴネ、クレーヴェン間の往復と、2時間待ってもらう値段
全て込みで400フリブニャ(1600円)
なお、いずれにしても安かったので交渉せず相手の言い値で乗りましたが
情報だと300フリブニャまでは値切れるそうです。
複数人で行く場合は、タクシーが本当に楽でおすすめです!
キエフやリヴィウと異なりUBERがないので直接交渉になるのがやや面倒ですが。。。
というわけで!
前回に続き悲劇が身に降りかかっているわけですが、、、、
ウクライナ編はまだまだ続きますので
乞うご期待。
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