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【イスタンブール】なぜか何らかの教団の人のような格好でガラタ橋で釣りをし、鯵をポアした話【トルコ】

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さて、ようやくコーカサス編は完全に終了し、ヨーロッパ編へ!

と、その前に!

4泊だけしたトルコのイスタンブールの記事を何本か。よろしくお願いします。


イスタンブール。魅惑の響き。

4年前に夏休みを利用し、当時念願だったトルコ旅行を既にしており

イスタンブールとカッパドキアはもう味わい尽くした、、、という気持ちでいたのですがなんのその。

今回のイスタンブールでは前回滞在とはまた違ったイスタンブールの素晴らしさを実感することになりました!

まず今回紹介するのは、「海外で釣りをした話」ですね。

大学生時代に海釣りにハマり、授業も出ずに毎日のように海へ通っていた私。

医師になってからも可能な限り時間を見つけては、釣り友らと釣りへ行くことを至上の楽しみにしているのですが・・・・

これまで海外で釣りをした経験がありませんでした。

まず、釣りが好きな相手と海外旅行をしたことがないし、釣り道具をどうすればよいのかなど疑問だらけ。

でもいつか、、、とその機会を虎視眈々と狙ってきましたが

今回はボスポラス海峡にかかるガラタ橋でその夢を叶えることができました!

最近は情報ブログに偏っていたので今回は日記形式で記します。


イスタンブールに到着したのは7月11日。

直前の3週間、ホステルで仲良くなった日本人達と常に行動を共にしていたこともあり

久しぶりの「一人」に不安と期待が入り混じった、みぞおちの奥がむず痒くなるような独特の感覚が懐かしい。

空港到着後、地下鉄とトラムを乗り継ぎ「スルタンアフメット広場」へ。

大音量で流れるアザーンを耳にして、懐かしさがこみ上げる。

当時は二人で、今回は一人で。4年間で何もかもが変わってしまった。感慨深さを禁じ得ず

どこか感傷的な思いで宿へ向かう。

道すがら、一様に濃い顔に眉毛をした客引き達が声をしきりにかけてくるのも変わらない。

以前は不快でしかなかったが、今はそんな彼らを面白おかしく客観的に見られるし、少なくとも不快感や恐怖心は不思議なほど湧いてこない。

宿へ到着し、バルコニーで寛いでいると

宿の中から日本語が聞こえてくる。

目をこらすと、本棚には日本語で書かれた旅行ガイドブックが所狭しと並び

挙句の果てには手作りの「旅で注意することリスト」まで置いてある。

声の主はSさんという中年の女性で、イスタンブールに住み始めて12年になるという。

「ボランティアで、ここで長らく働いています」と語る彼女のことを素直に羨ましく思う。

それほど、この宿は素晴らしい立地だから。

Sさんの勧めるレストランで闇夜に浮かぶブルーモスクを眺めながらゆっくりと食事を楽しむ。

夜でも治安の悪さを感じさせないこの街を、少し寄り道しながら宿へと戻る。

誰もいない最上階の共有ルームで過ごしていると階段の下から日本語が。

今度は男性の声である。

「はっはっは!ですよね〜 って、、、あれ? 日本人ですか?」

ここで出会った二人のナイスガイ、ハヤトとユウダイとその後のイスタンブールの日々を過ごすことになる。


翌日。

我々ずっこけ三人組はイスタンブールの旧市街を散策することに。

前日にイスタンブールに到着したばかりの私とハヤトとは違い、ユウダイはなんと1ヶ月もこの宿に滞在していると言う。

まだ現役の大学生だと言うユウダイ。1ヶ月前まで一人でアフリカを4ヶ月もかけて縦断していたと言うから驚きだ。

その間、イスタンブールで地元のアメフトチームの練習に参加するなど現地に溶け込みながら生活しており

そのサバイバル能力の高さに心底驚かされた。

道を知り尽くしたユウダイに導かれながら徒歩で旧市街を巡る。

7月の中旬に差しかかろうとしていたこの季節。イスタンブールは予想以上に暑く次々と汗が噴き出す。

全身真っ黒の服で「ダークサイドに堕ちたサイコドクター」を演じるのにも限界を感じた私は

「どこかに売ってないだろうか・・・・・」

と、目を皿のようにして通りを眺めていた。あれを。

そして遂に。

「あった!」

そう。私が探していたのは民族的な服。

特に、このような炎天下では涼しいことが期待される「真っ白な服」

その条件を完璧に満たす服がこれでもかと壁から吊るしてある店を発見したのだ。

喜びに心を躍らせながらも見た目はあくまでも冷静に。

その店の主人に試着を乞う私。

主人の目が泳ぐのを私は見た。しかし、ここは強気にいこう。

「これ。ください!!!」

そして、購入した服をその場で着て帰るという「禁じ手」を使い

全身真っ黒な人から全身真っ白な人へと変貌を遂げた私。

「してやったり」

これぞ私が探し求めていた逸品。サラサラした素材感で、イスラム的な人たちがよく着ている「アレ」。

奇遇にもサイズも図ったようにぴったりである。

イスラムの香りがする衣類に身を通している悦びに打ち震えつつ

ユウダイの勧めに従って見晴らしの良いカフェへ向かう。

そこでハヤトにお願いし、美しいイスタンブールの景色と民族服に身を包んだ私を撮影してもらった。

圧倒的違和感。

場違い感。

表現しようのないダサい人物がそこには映し出されていた。

「誰だっけこれ?」と一瞬現実逃避を試みるも失敗。

雰囲気抜群のはずのアラブ服を、とっちゃん坊やのような一人のアジア人が着て

海を眺めて黄昏ている。

この瞬間、間違いなくこの男性は、世界で一番ださかった。そう言い切ってしまっても構わないダサさ。

なんなら、どこかの真理教。またはパ○ウェーブの一員にしか見えない。

「買ったばかりのこの服を全て脱ぎ去り、全裸でこの高台から飛び降りよう」と思ったものの

「道半ばで死んだらアカン」となんとか思いとどまり

コーヒーを飲み多少リラックスしてからこの場を去った。

この服を着た時点ではなんとも思わなかったが

その圧倒的似合わなさに気がついてからというものの

どこを歩いていても人の目線が気になる。

雑踏の中で、人の笑い声が自分を笑っているように感じる。

犬すらも自分をバカにしているようで腹立たしくなる。

この街が圧倒的に得体の知れない、不気味な街にすら思えてくる。

そして最もきつかったのが

「こんな服を着た人、一人もいない」という圧倒的事実である。

今日び、誰もが西洋化しており

若者はもちろん、現地のおっさん含めて誰もこんな服は着ていないのである。

ましてやここはトルコ。イスラム教であってもアラブ人の国ではなく

そもそもこんな服を着る理由など、どこにもないのである。

しかも。

暑い。圧倒的に暑い。

見た目こそ白く涼しいものの、実は生地は肉厚。

全くもって涼しくなく、炎天下の中で噴き出す汗の量は倍増していた。

その後

街歩きで磨り減った気持ちを抱きながら

当初から予定していた「釣り」へと気持ちを転換するのは難儀だったが

なんとかガラタ橋へと向かう。

するとそこには多くの釣り人が。

一瞬、胸が高鳴るのを感じたものの

「どうせ俺のこと、サリンとか撒いちゃいそうなヤバイやつだと思っているに違いない」

と、卑屈な気持ちでいっぱいになっている私。

しかも、釣り人達の釣果を見ると圧倒的に釣れていない。

一人平均3匹程度の鯵のみ。

幸先の悪さを感じながらも釣り人達を眺めていると

「どこから来たの?」

と英語で話しかけてくれる男性が。

「こんな私を受け入れていてくれている・・・・」

そう感じた私は、その後すぐに彼と意気投合。

そしてなんと、圧倒的に釣れていないこの橋の上で

彼だけがコンスタントに釣れているではないか。

おそるおそる混ぜてもらう私たち。

圧倒的異彩を放つアジア人、イスタンブールのガラタ橋で釣り竿を握る。

破顔。なんという破顔・・・!

笑顔がまたこの不気味さを助長してはいるものの、紛れもなく喜んでいる。

先ほどまでの陰鬱とした気分はどこへやら。

しかも

ものすごく釣れる。

圧倒的に釣れる。ワンキャスト3キャッチくらいできちゃう。

たくさんの鯵を、ポアしちゃいました。。。。

ちなみに。

橋の上では竿、仕掛け、餌全て売っています。

一度だけ楽しむつもりであれば

橋の上で釣り道具のレンタルもしています。

1時間10−20リラ。つまり300-600円程度とのこと。


夜が更け、すっかり空腹になった私たち。

鯵は先ほどの紳士に全てあげてしまったので食料を確保しなければいけない。

道すがら商品目的にこんな遊びをするも空腹の影響もあり全員失敗。

ガラタ橋下のさかな市場へと向かう。

不気味なフラットフィッシュ。魚界のブラマヨ吉田とでも言わんばかりのブツブツが消費者に何を訴えかけているのかは知る由もない。

食べ損なった鯵とトラウトを買い、宿へ戻り

そこから皆でクッキング。

尋常ではないうまさに涙が出そうになる。

この時すでに夜の12時。

長い1日がこうして終わる。

後日。同じ宿にチェックインしたばかりの日本人旅行者に

問答無用であの民族服をプレゼントし

この宿を去ったのだった。

さようなら、教団服。

そしてありがとう。

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